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【愛知】県内1月求人1.03倍 昨年12月から0.04ポイント上昇

2021/03/03

 愛知労働局が2日に発表した1月の有効求人倍率(季節調整値)は、前月より0.04ポイント上昇し1.03倍となった。全国平均(1.10倍)は5カ月連続で下回った。

 伊藤正史局長は記者会見で「県内に再発令された緊急事態宣言は解除されたものの、引き続きさまざまな行動の自粛が要請されており、今後の経済動向や雇用指標を一層注視する必要がある」と述べた。

 ハローワークで新たに受け付けた求職者と求人数の比率を示す1月の新規求人倍率(季節調整値)は前月比0.14ポイント増の2.19倍となった。新規求人数の増加が主な理由という。

 業種別の新規求人数は、公共工事や住宅関連の受注が堅調な建設業が前年同月比18・8%増、情報通信機械器具製造業が12・5%増。一方、営業時間の短縮要請を受けた飲食サービス業は38・2%減、自動車産業などの輸送用機械器具製造業は10・1%減だった。

 また、過去の季節調整値の定期的な見直しの結果、前月分(昨年12月)の有効求人倍率は1.04倍から0.99倍に修正され、2011年10月以来、9年2カ月ぶりに1倍を下回った。