2021/02/19
四日市公害と環境未来館(四日市市安島一)が十一日、自然環境に携わる仕事について学生らに学んでもらうオンライン講座を開いた。全国から二十二人が参加。自然と触れ合う仕事に取り組む講師の話に耳を傾けた。
鳥羽市を拠点に海洋教育などを手掛ける「ザッコクラブ」の代表佐藤達也さん、緑化事業などに取り組むエスペックミック(愛知県大口町)の山口勉さん、環境省の自然保護官迫裕樹さんの三人が講師を務めた。
佐藤さんは、子どもたちに海に親しんでもらう「海のようちえん」をはじめ、伊勢志摩の自然に触れる講座やツアーを子ども向けに開いている。「子どもたちに自然は大事と植え付けるのではなく、まずは自然を知ってもらいたい」と語った。
山口さんは同社の事業を紹介。一般的な外来種ではなく、在来種の植物を使って河川の堤防やビルの屋上などを緑化していると話した。迫さんは、国立公園での活動や希少動物の保護について説明した。
龍谷大三年の栗原萌乃香さん(21)は「環境の専攻ではないが、自然に関われる仕事の奥深さを知れた」と話した。(尾林太郎)
転職・求人情報検索(名古屋市・愛知県・岐阜県・三重県)はトップから