関有知高校の一年二十人は十五日、オンラインの職業体験「ジモト大学ｏｎ－ｌｉｎｅ」に参加し、地元で働く職人三人の活躍を学んだ。将来の職業選択に役立てる。

　フリーマガジンを発行するＮＰＯ法人ぶうめらんと同校が協力して初めて開いた。接骨院の柔道整復師と靴磨き職人、カメラマンの事務所、作業場と学校をオンラインでつなぎ、生徒は日常生活でも使える職人の技術を習った。

　関市内で靴磨き専門店を開くＬＥＯＮ（レオン）さんは革製品の磨き方を紹介。生徒は実際に持ち込んだ革財布や革靴、野球のグラブを専用の液体、クリームを使って黙々と磨いた。

　津留有沙さん（１５）は「職人になりたいと思っていた。今回実際に職人に接してより思いが強くなった」と声を弾ませた。（森健人）