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【社会】内定取り消し 6倍 前年比 20年春卒業生201人

2020/10/22

 厚生労働省は二十日、二〇二〇年春卒業の大学生や高校生への採用内定取り消しが、九月末時点で七十九事業所、二百一人だったと発表した。

 八月末より二十七人増え、一九年春卒を対象とした調査の六倍弱に拡大。多くが新型コロナウイルス感染拡大に伴う取り消しとみられ、雇用への影響が改めて裏付けられた。

 厚労省が全国のハローワークを通じて取りまとめた。内定取り消しは解雇に相当し、客観的で合理的な理由がないと無効になる。就職活動を支援する窓口「新卒応援ハローワーク」で相談に応じてもらえる。

 厚労省によると、二百一人の内訳は高校生四十二人、大学生百五十九人だった。業種別に見ると卸売・小売業が六十五人で最多。生活関連サービス・娯楽業四十二人、宿泊・飲食サービス業二十人と続いた。