2020/09/30
民間企業で働く会社員やパート従業員らが2019年の1年間に受け取った平均給与は、前年比4万3000円(1・0%)減の436万4000円だったことが、国税庁の実態統計調査で分かった。減少は7年ぶり。女性は0・8%増の295万5000円で過去最高を更新した。
調査対象期間に、新型コロナウイルスの感染拡大時期は含まれていない。国税庁は7年ぶりの減少について、従業員100人以上の事業所の平均給与が増加した一方で、100人未満の中小事業所は減少したことが影響したとみている。
1年を通じて勤務した給与所得者数は5千255万1000人、給与総額は229兆3千259億円で、いずれも過去最多。7年連続の増加となった。
調査は約2万7000事業所を抽出し、約24万3000人から回答を得て全体を推計した
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