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【愛知】ハローワーク利用者 25人中12人が生活苦

2020/09/18

愛労連、中区で調査

 新型コロナウイルスの影響で仕事を失った求職者らの実態を把握しようと、県労働組合総連合(愛労連)は日14、中区のハローワーク名古屋中の入り口前でアンケートを行った。求職者25人のうち12人が生活について「(大変)苦しい」と回答し、暮らしへの影響が明らかになった。

 愛労連は4月から、ハローワーク利用者を対象に調査を行っている。今回は、県の7月の有効求人倍率(季節調整値)が統計開始以来初めて全国平均を下回って1.07倍になったことを受け、退職理由や求職活動に加えて生活状況についても質問した。

 アンケートでは、回答者の3割が「会社都合」で退職したと回答。4割が「求人がなくて困っている」と答えた。4月末に派遣切りに遭ったという中川区の市営住宅に住むフィリピン人男性は「先月、20万円借金した。子どももいるので生活は苦しい」と話していた。

求職者にアンケートをする愛労連のメンバーら=中区のハローワーク名古屋中で
求職者にアンケートをする愛労連のメンバーら=中区のハローワーク名古屋中で