2009/02/06
景気悪化による派遣切りで失業した外国人向けの就職活動支援教室が4日、伊賀市上野中町の上野ふれあいプラザで開かれ、ブラジルやペルー、中国などの外国人27人が履歴書の書き方から面接の受け方まで学んだ。
通訳などを手掛ける特定非営利活動法人(NPO法人)「伊賀の伝丸(つたまる)」が主催。昨年末以降、外国人からの就職相談が増えたため開いた。
履歴書の書き方では「会社があなたを判断するとても大事な紙です」と説明し、黒のボールペンで書くことを学んだ。面接では「ですます」調で話すことやお辞儀の仕方などの基礎的なマナーを教わり、模擬面接を通して繰り返し練習した。
1週間前に失業し、友人の紹介で愛知県半田市から来たブラジル人のペレイラ・イヴァマルさん(32)は「雇用保険がある3カ月の間に仕事が見つからないと国に帰らなければならない」と深刻だ。講座を受け「履歴書は書いたことがなく、お辞儀の仕方も分からなかったので勉強になった」と話していた。
支援教室は7日も開く。問い合わせは同NPO=電0595(23)0912=へ。
(河北彬光)
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