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【愛知】コロナ禍の生活苦相談 県が労働者や事業者対象に

2020/07/15

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、解雇や雇い止めにあい、生活が苦しくなった労働者や経営が滞る事業者らを対象とした「あいち雇用労働まるごと相談会」(県主催)が14日、名古屋・名駅のウインクあいちで始まった。9月末までに県内4カ所で計7回開く。

 社会保険労務士や中小企業診断士のほか、外国人に対応できるように県国際交流協会の職員らを相談員として配置。暮らしの安定に向け、緊急小口資金などの貸付制度や県営住宅の案内などの提案もしている。

 会場を訪れた中国人男性は「コロナの影響で仕事が見つからず(生活が)苦しい」と話し、相談員たちは通訳を介して丁寧に男性の質問に答えていた。

 県によると、4~6月にウインクあいちにある県の労働相談コーナーに寄せられた相談2451件中、コロナ関連は約6割を占めた。最近では休業手当が支給されなかったり、労働時間を短くされたりなどの相談が相次いでいる。

 相談会はほかに岡崎、豊橋、刈谷の各市でも開く。当日も受け付けるが、予約が必要な相談もある。(問)運営事務局=052(881)5751(出口有紀)

相談に訪れた男性の話を聞く相談員たち=名古屋・名駅で
相談に訪れた男性の話を聞く相談員たち=名古屋・名駅で