2020/05/13
大垣タクシー(大垣市)は12日、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、乗客へのアルコール除菌シートの配布や、配車センター従業員のテレワーク導入に伴う配車アプリを活用したサービスなどを始めた。
除菌シートは手指やスマートフォン画面などに使えるもので、降車時に乗務員が渡す。新型コロナの拡大を受けて車内消毒などの対策を強化してきたが、乗客に一層の安心感を持ってもらうことが狙い。
配車依頼は配車センターへの電話と、提携するアプリ「ジャパンタクシー」を通じて受け付けているが、午後9時以降はアプリのみで対応。アプリでの配車依頼は乗務員に直接通知されるため、配車センター従業員の勤務時間の短縮やテレワークの推進につなげる。
料金の支払いでは、現金でのやりとりを減らそうと、従来のクレジットカードやスマホ決済に加えて、交通系ICカードも利用可能とした。
新型コロナの影響で利用客は減少しているが、大角勇雄社長(56)は「医療や社会福祉を支えるため、感染防止に努めながら営業を続けるのが使命。終息を待つだけでなく、コロナ後の世界での公共交通の在り方も探っていきたい」と話す。
(芝野享平)
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