働く女性の地位向上を目指すＮＰＯ法人「日本ＢＰＷ連合会」の中部ブロック研究会が２９日、千種区の今池ガスビルであり、約５０人が参加した。

　ＢＰＷはビジネス・プロフェッショナル・ウィメン（プロとして働く女性）の意味。世界経済フォーラム（ＷＥＦ）が毎年発表する男女格差を表す指数で、日本の順位が低いことに注目し、経済・政治・教育・健康の四分野でパネル討論をした。

　教育を担当した国立女性教育会館（埼玉県嵐山町）の客員研究員中野洋恵さんは「男女平等を教える学校教諭の中にも、性別による役割分担意識がある」と指摘した。

　パネル討論に先立ち、中部電力ネットワークカンパニー熱田営業所所長の大谷まさみさんが「企業での男女格差是正の実践報告」をテーマに、営業所での意識改革のための取り組みなどを紹介した。（西川聡史）