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【愛知】金城ふ頭 津波被害に備え 働く人ら170人 避難訓練

2020/01/12

 名古屋市港区の金城ふ頭で日10、地震による津波被害に備える避難訓練があった。ふ頭で働く労働者や商業施設従業員ら170人が参加した。

 人工造成地の金城ふ頭は伊勢湾台風級の高潮に耐えられるよう高く造られ、市のハザードマップでも津波による浸水被害は想定されていない。とはいえ海沿いで高い建物も少なく、想定外の事態に備えて名古屋港管理組合などが毎年訓練している。

 訓練が始まると、参加者は体を低くして地震による物の落下に備えた。その後、職場からの距離などを考慮して、避難場所になっている市営立体駐車場かポートメッセなごやのどちらかに歩いて避難した。

 組合の担当者は「このあたりは地盤沈下や液状化が懸念され、避難時の障害になりかねない。実際のルートを見ておくことが実際の避難に役立つ」と話した。(水越直哉)

ポートメッセなごやに避難した訓練参加者=名古屋市港区で
ポートメッセなごやに避難した訓練参加者=名古屋市港区で