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【社会】1時間半 開始早め 割引あり 短・昼・安で年忘れ

2019/12/14

「働き方」の影響 「飲み会」改革

 公務員や多くの企業のボーナスが出た後の金曜、13日の夜。ネオン街ではあちこちで忘年会が開かれた。赤ら顔で連れだって歩くサラリーマンは変わらぬ光景だが、忘年会の中身には変化が表れている。時間は短く、スタートも早め。「飲んで午前さま」は時代遅れのようで、職場で叫ばれる「働き方改革」が影響を与えているようだ。(鈴鹿雄大)

 「一時間半の短い時間ですが楽しみましょう。乾杯!」。午後7時半すぎ、幹事の掛け声に合わせて男女15人の宴会が始まった。名古屋市熱田区に本社を置く「名古屋品証研」の忘年会。入社1年目で幹事を任された正戸(まさと)優衣さん(24)が「お店が良ければ1時間半でも十分楽しめる」と、一般的な宴会より時間が短いコースを選んだ。乾杯直後から次々と運ばれてくる料理に参加者たちの箸も進む。先輩の男性は「短い時間でも気にならない」と話し、ビールをあおった。

 会場となった名古屋市中村区の飲食店「PRIVATE DINING 点(ともる) 名駅太閤口店」では忘年会向け飲み放題コースに、通常の2時間より30分短い1時間半の「時短コース」を設定。キャッチフレーズは「サクッと終われる90分」。既に15件の予約が入り、安藤昭彦支配人(36)は「職場全体の一次会は短く済ませ、二次会は自由にという考え方になってきているのでは」とみる。

 昼間の宴会を受け付けている居酒屋「かこいや名古屋金山店」(同市熱田区)ではこの1年、職場の飲み会での利用が増えている。以前は団体旅行の食事での利用が中心だった。今年の忘年会シーズンを狙い、1人当たり500円の割引を付けた。同店の水谷浩明支配人(59)は「業界で昼間の客の取り合いが始まるかもしれない」と、宣伝に精を出す。

 パーティーの企画や幹事を代行する「アメイズパーティー」(同市中区)の山中あゆみ代表によると、この1、2年の間に勤務時間内の昼間に飲み会を開く企業が増えている。昼間の依頼は全体の一割程度で、社内に料理を持ち込むケータリングも多いという。山中代表は「働き方改革の流れに加え、子育てしながら働く女性も参加しやすいように配慮している。この傾向はさらに進みそう」と予想する。

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◆中日ボイス 4166人回答
◆「職場の忘年会 参加予定は?」
◆目立つ 消極的な参加理由

 働き方改革時代の職場の忘年会は-。インターネットによる本紙の読者アンケート「中日ボイス」で、働く世代の20~60歳を中心に、今年、忘年会に参加する予定があるかどうかを尋ねたところ、「ある」とした人は53.4%だった。

 「ある」のうち、「進んで参加」が52.3%で半数を超えたが、「参加した方が無難」も40.7%に達し、消極的な理由で参加を決める人が目立った。

 「ない」と答えたのは全体の42.4%。理由は「開催の予定がない」が59.7%を占めたが「行く必要がないと判断」(18.7%)、「絶対に行かないと決めている」(7.9%)も一定数あった。

 働き方改革ではパワハラ・セクハラの防止や、個々の事情に応じた多様な働き方の実現が重視される。職場の忘年会が以前とどう変わったかについては、「今年転職した新たな職場では昼間に食事会を開いている。終わったら仕事をする」(岐阜県・49歳女性)、「2次会、3次会が減り、気軽に参加できる雰囲気になった」(愛知県・38歳女性)などの声が寄せられた。

 アンケートには中部9県(愛知、岐阜、三重、静岡、長野、福井、滋賀、石川、富山)の4166人が回答した。

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 中日新聞購読者向けネットサービス「中日プラス」会員の回答を中心としており、性別や年齢層などを考慮した通常の世論調査とは異なります。

働き方改革が進む中、居酒屋に登場した90分の忘年会コース=13日夜、名古屋市中村区で
働き方改革が進む中、居酒屋に登場した90分の忘年会コース=13日夜、名古屋市中村区で