2019/12/10
大府市の社会福祉法人大府福祉会が運営する「あけびの実」(同市中央町)の新しい建物が同市長草町に完成し、5日に開所式と内覧会が開かれた。
2012年に開設した「あけびの実」は、現在16人の知的障害者が焼き菓子とパンを焼いたり、車の部品を組み立てたりして働いている。入居ビルが年内に閉鎖することから、長草町の市有地に福祉会が新しい建物を建てた。木造二階建ての延べ327平方メートルで、調理室、店舗、事務所、多目的室などを備える。
式典では岡村秀人市長や山本正和議長らが出席してテープカット。利用者代表の村上勇介さん(26)が「以前のお店にはなかったイートインスペースができて、木のぬくもりが伝わる居心地の良いお店になりました」とあいさつした。
新しい建物では10日からパンやコーヒーの販売を開始する。あけびの実の管理者の鈴木悦彦さんは「イートインスペースを地域の憩いの場として使ってもらえたら」と話している。(栗山真寛)
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