2019/11/07
電機メーカーのオムロン(京都市)は、製造業の現場で人と並んで作業する産業用ロボット「協調ロボット」の体験会を名古屋市内で開いた。
紹介したのは昨年10月に発売した「TMシリーズ」で、部品を持ち運んで箱に詰めたり組み立てたりといった作業が可能。体験会では、消しゴムをつかんで所定の位置に積み上げる作業などを披露した。事故防止のため、人が近づくと停止したり速度を緩めたりする設定ができ、ロボットのアームを手で動かして工程を設定する機能も備える。プログラミング技術のない人でも直感的に操作できるという。
オムロンによると、中部地方では、主に自動車部品メーカーに導入が進んでいる。担当者は「単純な作業はロボットに任せて、人は創造的な仕事に取り組めるようになってほしい」と話した。
人と隣り合わせで働くロボットは「協働ロボット」とも呼ばれ、人手不足対策から引き合いが強まっており、多くのメーカーが開発に乗り出している。
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