2019/10/29
高齢者が働くことの意義や課題を考える「高齢者活用促進セミナー」が28日、岐阜市橋本町のじゅうろくプラザであり、県内の企業経営者ら約130人が参加した。
高齢者の雇用に関する相談や援助を行う「高齢・障害・求職者雇用支援機構」の岐阜支部が主催。法政大経営大学院の藤村博之教授が講演し、高齢社会の日本では何歳になっても働き続け、社会を支える側に居続ける気概が必要だと主張。高齢の顧客の気持ちが分かる高齢従業員は貴重な戦力になり、業務をすみ分ければ若い世代の雇用を圧迫しないと説明した。
一方、50代になると働く側は職業訓練や自己啓発に消極的になり、企業側も社員教育がおろそかになる傾向があるという。働き続けるには継続的な能力開発が求められ、仕事に向き合う姿勢として、職場の仲間から依頼されたことは断らずに引き受ける▽新しいことに挑戦し続ける▽気になることがあればすぐ調べる-などが重要だとした。(井上仁)
転職・求人情報検索(名古屋市・愛知県・岐阜県・三重県)はトップから