中日新聞CHUNICHI WEB

就職・転職ニュース

  • 無料会員登録
  • マイページ

【三重】建設工事の現場 労災防止へ巡回 四日市労基署など

2019/07/20

 四日市労働基準監督署や県、四日市市などの自治体、建設関係団体で構成する「建設工事関係者連絡会」は18日、四日市市楠町の建設現場で、労災防止に向けた「パトロール」を実施した。

 出席したメンバーらは、北勢沿岸流域下水道南部浄化センター第2期事業のスクリーンポンプ棟の建設工事現場を見学。安全に配慮された作業環境かどうかなどを見て回った。

 パトロールに先立ち、四日市労基署の小野紀孝署長があいさつ。建設業の人手不足状況や長時間労働の是正の必要性などに触れた上で、「建設工事従事者が安全に、安心して働ける職場づくりのため、今後も皆さんと連携したい」と呼び掛けた。

 四日市労基署管内の建設工事現場での労災事故は減少傾向だが、昨年は5件の死亡災害が発生した。三重労働局では、本年度から休業4日以上となる死傷災害者について年間2000人未満を目指す「チャレンジアンダー2000みえ」推進運動を実施している。(梅田歳晴)

建設工事現場を「パトロール」する連絡会の出席者ら=四日市市楠町で
建設工事現場を「パトロール」する連絡会の出席者ら=四日市市楠町で