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【愛知】障害者雇用 共同サポート 名古屋県と労働局がデスク開設

2019/05/28

 県と愛知労働局が全国で初めて共同で設置する「あいち障害者雇用総合サポートデスク」が日24、名古屋・名駅のウインクあいちに開設された。労働局のハローワークを通じて就職した障害者の定着支援を県が担い、障害者雇用を促進する。

 サポートデスクは、ウインクあいち17階のあいち労働総合支援フロア内に設置され、県の職員1人と委託を受けた民間事業者の職員4人、労働局の職員ら2人の7人態勢。労働局が進める障害者実習の受け入れ企業を開拓するほか、各地のハローワークから就職の情報を集約して企業側に助言したり、地域の支援事業者を紹介したりして定着を支援する。24日の開設セレモニーで大村秀章知事と高崎真一局長が看板の除幕をし、業務を開始した。

 県内の障害者雇用率は、昨年6月時点で1・97%と全国最低レベル。5年間で法定雇用率2・3%の達成を目指しており、県の担当者は「さまざまな支援者の力を借りながら、1人でも多くの障害者を企業に雇ってもらい、働き続けられるようにしたい。企業と支援者をつなぐことで、愛知の障害者雇用を底上げできれば」と話している。開設時間は平日の午前9時半~午後6時と土曜日の午前10時~午後5時。[問]サポートデスク=052(583)1010

  (中崎裕)

開設されたサポートデスクで業務を始めた職員ら=名古屋市中村区で
開設されたサポートデスクで業務を始めた職員ら=名古屋市中村区で