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【暮らし】年代超え盛り上がる歌を 新社会人の初カラオケ

2019/04/11

 職場の飲み会や取引先との接待の2次会といえば、カラオケが定番。だが、新入社員が歓迎会で初めて上司や先輩と一緒に行ったときは、「自分の好きな歌を気持ちよく歌っていいものなのか?」「それとも相手に合わせて選曲するべきか?」と迷うもの。自分でもカラオケを楽しみながら、歓迎してくれる先輩たちとぐっと心の距離を縮める場にするこつはあるのだろうか。

 ◇ ◇ ◇

 津市の会社員男性(25)は社会人4年目だが、いまも仕事絡みのカラオケは苦手。自分の好きな歌より、上司や取引先の人が知っていそうな曲しか歌いづらい雰囲気を感じてしまう。

 先日、取引先とのカラオケで、子どものころに好きだったアニメの主題歌を選んでみた。すると、50代の先方の反応はいまひとつ。同席した先輩から「もっと知っている曲を歌え」とたしなめられた。

 宴会マナーに詳しいNPO法人日本サービスマナー協会(大阪)の特別マナー講師、植田比呂子さん(48)は「カラオケでは自分の好きな曲を歌いたいもの。若い人が我慢しすぎる必要はありません」と、男性を援護する。とはいえ、若手が場を温める役割を期待される風潮が根強いのも事実。自分が歌いたくて、広い年代の人も知っている。そんな曲選びができれば「『気配りができる!』と、目上の人の心もつかめるかも」と話す。

 そこで早速、指南してもらった。まずは選曲。1曲目は、自分の十八番を選びがちだが、「ひとまずは我慢して、世代を超えて盛り上がる歌を選びましょう。比較的、最近の歌でも、多くの人がサビだけでも聞いたことがある曲なら一体感が出やすい。明るい曲なら手拍子も入れやすい」。AKB48の「恋するフォーチュンクッキー」や、星野源さんの「恋」などが代表格だという。

 逆に、バラードは、しんみりしやすいため1曲目には避けたい。中盤まで待とう。「一巡した後など、場が落ち着いてからの方が浮いた印象がなくなる」。終盤になったら、再び1曲目と同じ基準で選ぶとうまく締めくくれる。企業向けのマナー研修を開催するスマートコミュニケーションズ(東京)代表の篠原あかねさん(51)は「みんなで掛け声や手拍子を入れられるとスカッとしてお開きできる。郷ひろみさんの『2億4千万の瞳』などが定番」と勧める。

 他の人が歌っている間は、合いの手が必要だろうか。植田さんは「歌の世界に浸りたいという人もいる。むやみに盛り上げる必要はない」と言う。リズムに合わせて体を揺するなど、「聞く姿勢」が伝われば十分。スマートフォンに熱中するのはご法度だ。

 歌が苦手な人はやんわり断るすべを身に付けたい。「『歌いません』より、『歌は苦手です』と正直に宣言した方が、場がしらけません」。ただし、1曲でも持ち歌を覚えておくと、マイクを渡された場合に気持ちが楽。食事や飲み物の注文取りに徹するという手もある。

 逆に、上司や先輩の側にも守るべきマナーがある。篠原さんは「強要は厳禁。嫌がっているのに無理に歌わせる、女性社員にデュエットを迫る、勝手に曲を入れて歌わせる。この3点は特に注意が必要」と話す。

 会社のカラオケに苦労するのは、いまの若手に限ったことではない。名古屋市東区の男性銀行員(42)も若手のころは、取引先に気に入ってもらおうと、1~2世代上の曲を覚えたという。ただ、「自分が上司の立場になると、若い人の間でどんな曲がはやっているかの方が気になる。あまり肩ひじ張らずに楽しんでくれた方が、こちらも楽しめる」と話す。

 (添田隆典)