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【岐阜】子育て女性の起業支援 恵那の太田さんが連続講座

2019/03/17

 子育て中の主婦ら女性が特技や経験を生かして小規模な起業をする「ナリワイづくり」を進めようと、昨年4月から恵那市で連続講座を開いている。1年で8人が受講し、女性に共感が広がっている。

 講座は全6回。月3万円の収益を目標に、受講者にやりたいことを考えてもらい、客層の絞り込みや採算、販売形式、宣伝の手段などを検討する。実際に商品やサービスを提供する発表会も開き、成果と課題を洗い出す。

 自身も八歳の長女と5歳の次女の子育て中。千葉県出身で岐阜県内の大学を卒業した後に郡上市職員として働いたが、2年前、長女の小学校進学に合わせて退職し、夫の実家がある恵那市に移り住んだ。

 だが、同世代からは「田舎で楽しいことがない」との愚痴を聞き、親の世代が大都市で独立した子どもたちに「不便な田舎に帰ってくるな」と言っているという話も耳にした。「恵那は住み心地がいいのに、もったいない」と感じた。

 そんな時、身近な人の困り事を自分の特技で解決する鶴岡ナリワイプロジェクト(山形県鶴岡市)を知った。「前向きな話ができる仲間をつくれそう。恵那でもやってみたい」と、早速視察に赴いた。

 鶴岡では受講者同士が意見を出し合いながら取り組む様子や、「ジュエリーデザイナーが古い宝石をリメーク」「獣害対策を兼ねて無償で譲り受けたカキの実で商品化」などの事例を関係者から聞いた。

 賛同した知人4人と一緒に「えなナリワイプロジェクト」を立ち上げ、自身が代表に就いた。講座はキャリアコンサルタントや、実際に個人事業を展開する女性らをゲスト講師に招いて進める。子育て中の主婦のほか、既に個人事業を手掛ける人も業務内容を見直そうと受講した。

 「自信がなくて消極的だった人が、仲間に取り組みを評価されることで表情が変わっていく」と手応えを感じている。ピクニック感覚の茶会や、幼児向け料理教室など、実践に結び付けた受講者もいる。

 「何かをしたいけど、何をしていいか分からない人に来てほしい。起業なんて関係ないと思う人でも、子育てのスキマ時間を活用できると伝えたい」と強調する。

 5期目の連続講座は5月に開講する。体験会(参加費1000円)を4月19、20の両日午前十時から、恵那市岩村町のハリスカフェで開く。(問)太田さん=090(3153)1282

 (吉岡雅幸)