2018/11/12
がん患者への理解を深めようと、豊川市の宝陵高校で九日、専門家による出前授業があり、衛生看護科の三年生三十六人が、がん患者の現状や支援のあり方などを学んだ。
豊橋創造大保健医療学部の大野裕美准教授(医療社会学)が「がん患者への理解と共生」と題して講義。働き盛りの世代の患者が増加傾向にあることや、医療技術の向上で治療と就労の両立も可能になっていることなどを紹介した。
ワークショップもあり、生徒たちはグループごとにがん患者への支援策について意見交換。発表では「まず周囲ががんへの正しい知識を持つことが大切」「安心して勤務できる体制を企業が整えるべきだと思う」といった意見が挙がった。
質疑では「再発したときのケアはどうしたら?」との質問もあり、大野准教授は「がんになっても、その人らしさを保証できるような環境をつくることが大事。看護師としてできることを考えてほしい」などと話した。
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