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【愛知】運送や建築 女性も輝く メッセナゴヤ 業界の先輩、学生と交流

2018/11/16

 トラック運送など男性が多い業界で働く女性たちと、就職活動中の女子学生が交流するイベントが九日、港区のポートメッセなごやで開催中の交流展示会「メッセナゴヤ2018」の会場で開かれた。

 人手不足などを背景に女性の進出が進む、トラック、建築の両業界に興味を持ってもらおうと、県や県トラック協会、県建設業協会が主催して初めて開いた。

 トラック業界の紹介では、県内の三社に勤める女性が登壇し、業界に入って良かったことや、仕事と育児の両立などについて語った。丸五運送(瀬戸市)の大型ドライバー長江さん(30)は将来のビジョンについて「いずれは社長を目指したい」と胸を張った。

 質疑応答では、学生から「女性で困ったことはあるか」「どんな時にやりがいを感じるか」といった質問が次々に出た。やりがいについてマイシン(豊橋市)のドライバー鈴木さん(33)は「性別に関係なく、仕事をした分だけ給料がもらえる」と紹介していた。

 参加した椙山女学園大三年の山田真さん(21)は「学校でも女性の活躍について学ぶが、男性が多い運送業でも活躍する女性がいることが驚きだった。皆さん楽しそうに仕事の話をしていた」と振り返った。(森若奈)

女性の観点から運送業界での働き方などについて女子学生に話す関係者=港区金城ふ頭のポートメッセなごやで
女性の観点から運送業界での働き方などについて女子学生に話す関係者=港区金城ふ頭のポートメッセなごやで