2018/11/08
2020年の東京五輪・パラリンピックを前に、国際的なマナーやおもてなしについて学ぶ授業が7日、東浦町片葩小学校であった。日本航空の元客室乗務員(CA)で筑波大客員教授の江上いずみさん(57)が講師となり、全校児童502人に、あいさつや言葉の掛け方を教えた。
江上さんは13年まで国際線などのCAとして勤務。現在は全国の企業や学校でマナーや接客の指導もしている。授業では「おもてなしには相手に喜んでもらいたいという気持ちが大切」と指摘した上で、好印象を与える振る舞いを紹介。笑顔や姿勢を良くするといった見た目のほか、相手の名前を呼んであいさつすることなどを挙げた。
握手のマナーも解説し、「右手で、相手の顔をしっかり見ること」とアドバイス。児童たちは2人1組になり、実際に右手を差し出して握手しながら、英語でのあいさつにも挑戦した。
3年生の渥美さん(9つ)は「相手の気持ちを考えて、心を込めてあいさつすることが大切だと思った」と話していた。片葩小は本年度、県の五輪パラリンピック教育推進校に指定。五輪とパラリンピックに関わる授業を通じて、多文化理解やスポーツの意義を学ぶ。(宮崎正嗣)
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