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【三重】女性の活躍 魅力伝える 津工高女子生徒と技術者交流

2018/10/26

建設現場 

 「男性の職場」とのイメージが強い建設現場で女性が活躍している実態を伝えようと、道路や河川で働く女性技術者が25日、津工業高校を訪れ、建築工学科1年の女子生徒七人に仕事の魅力ややりがいを伝えた。県内では初めて試み。 (斉藤和音)

 この日は、中部地方整備局の三重河川国道事務所で働く3人の女性技術者が訪れた。道路担当の築地さんは、右折レーンの新設や歩道の拡幅、中勢バイパスの建設といった仕事を紹介し「喜ぶ人の顔を見てやりがいを感じた。大規模な事業にも携われ、道路をただ造るだけではなく、問題を解消して新たな人の流れをつくることもできる」と話した。

 河川係長の横山さんは中1と小5の2児の母親。産前や産後、育児休暇を活用し、子育てと仕事を両立していることなどを説明した。技術者として高卒で同局に就職した人は、今年は8人でうち3人が女性だった。同局では2014年度から高卒の採用が増えており、女性の採用にも力を入れている。

 参加した竹内さんは「パソコンに向かってばかりという公務員のイメージが変わった。将来は人のためになるものを作りたい」と話した。

三重河川国道事務所で働く女性技術者から、仕事内容ややりがいについて聞く生徒たち=津工業高で
三重河川国道事務所で働く女性技術者から、仕事内容ややりがいについて聞く生徒たち=津工業高で