今季からＪ２へ活躍の舞台を移すカターレ富山のＦＷ石田英之選手（２６）が二十一日、富山市山室中学校で開かれた「働く人に学ぶ会」の講師に招かれ、中学一年生約二百人に、サッカーを通じて培った仕事に対する考え方をアドバイスした。

　高校時代に京都選抜に選ばれたことが評価されて、立命館大に進学した石田選手は「自分を信じて頑張ったことが次の道につながった」と、進路選択の体験談を披露した。

　生徒から職業を選ぶときに大事なことを質問されると、「自分に向いているものを見つけるために、いろんなことに挑戦してください」と答え、最後は華麗なリフティングで会場を沸かせた。

　学ぶ会の第一部では、特定非営利活動法人（ＮＰＯ法人）「このゆびとーまれ」の西村和美副理事長（５６）も講師として参加。生徒たちは二人の話に熱心に耳を傾けていた。　（永井響太）