県がまとめた民間企業の夏季一時金（ボーナス）の妥結状況によると、平均妥結額は前年より3,446円減って91万5,990円。6年ぶりのマイナスとなった。
　企業にとって、比較的「高給」の団塊世代の大量退職が始まっているのに加え、昨今の企業を取り巻く円高や原油高、原材料高などの影響で、企業利益が悪化していることが一因とみられる。
　産業別の平均妥結額では、製造業が最高で96万5,785円、最低は宿泊業・飲食サービスの46万4,032円。ただ製造業内でもばらつきがあり、「輸送用機械器具」が106万6,217円だった半面、「木材、家具・装備品」は40万4,719円だった、
　調査は労働組合のある県内の民間企業から抽出した451社を対象に実施、310社分を集計した。