2009/01/16
「ニート」と呼ばれる若者や障害者が就労を体験し、自立するために働く喫茶店「Cafe 1/f(えふぶんのいち)」が19日、福井市大手2丁目の県水産会館1階にオープンする。
県内51の障害者就労事業所が登録する特定非営利活動法人(NPO法人)県セルプ振興センターが運営。福祉医療機構(東京)の補助金を受けて会館を改装した。
センターは従来、虫食い豆などを取り除いた良質なコーヒー豆を販売しており、手がけた豆を使って実際にコーヒーが飲めるアンテナショップになる。
店舗ではコーヒーや就労事業所でつくる軽食などを提供し、近隣への宅配も手がける。接客は障害者や若者も交代で担当。就業時間も週一日だけとか3時間だけなど、個々の希望や慣れ具合に合わせて設定する。
15日に報道陣に店舗を公開したセンターの田辺義明理事は「就労体験の場でありながら、質の高いサービスも同時に目指す。厳しい障害者就労事業所の経営安定につなげたい」と意欲を見せた。
4月1日には、福井市下馬町の県立図書館内に2号店もオープンさせる予定。
(渥美龍太)
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