2016/10/04
働く女性や企業を対象にした人材サービス会社の調査で、課長や係長などの役職に就いていない正社員女性の69%が、昇進を望んでいないことが分かった。子育て期に家族や職場の協力が不十分なまま、責任が増すことに不安を感じているようだ。
一方、女性管理職の割合を引き上げたい企業は69%を占めた。調査したアイデムは「企業と女性の間で意識にずれがある。研修などで、企業が女性のキャリアアップの意識を高めることが必要だ」としている。
調査は5月下旬~6月上旬に実施し、企業1428社と、正社員やパートなどで働く女性1671人が回答した。
正社員に昇進意欲を尋ねると、係長などの役職に就いていない人は、69・4%が「役職に就かなくてもよい」と回答し、「昇進したい」は30・6%だった。
役職のない人や係長・主任のうち、課長以上への昇進を望まない人にその理由(複数回答)を聞くと、「責任が重くなる」が40・6%と最多で、「精神的な負荷が高い」が39・9%と続いた。
企業調査では、女性管理職の割合を将来的に「上げたい」との回答が26・8%、「どちらかといえば上げたい」が42・2%をそれぞれ占め、計69・0%が女性の管理職登用に積極的だった。
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