2009/01/05
麻生太郎首相は4日、伊勢市の伊勢神宮を参拝した。5日から始まる通常国会に向け、「国として取り急ぎ、雇用問題に対応していかなければならない」と決意を新たにした。
モーニング姿の麻生首相は午後2時半すぎに近鉄宇治山田駅に到着。出迎えた野呂昭彦知事や県選出の自民党国会議員らとともに外宮、内宮の順に参拝し、居合わせた初詣で客らに笑顔で手を振ったり、握手したりした。
参拝後、記者団に「国民の安寧、国家の繁栄をお祈りした」。景気低迷で悪化している雇用情勢への対応を問われると、「さらに失業者を増やさないためには、企業を倒産させないようにするのが一番効果がある」との考えを示した。
その上で「非正規労働者を正規に雇用してくれる中小企業に100万円、大企業に50万円を補助する」と説明。各市町村の雇用対策のために地方交付税を1兆円増額することにも触れ、「こうした対策の効果が出てくることを期待している」と話した。
(平井一敏)
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