2015/09/18
人手不足に苦しむ中部地方の建設業界が、担い手の育成に乗り出す。建設業に興味を持つ若者たちを対象に訓練生として募り、研修や就職先のあっせんまでセットで行うのが特徴。特に人手不足が深刻な鉄筋工やとび工などの職種で、人材確保を目指す。
専門工事業の業界団体でつくる建設産業専門団体中部地区連合会(建専連)が主体となり、10月1日から募集を始める。厚生労働省の補助金を使い、建専連は新たに専従の職員を1人採用し、態勢を整える。
職業訓練は静岡県内の教育研修施設で実施する。訓練にかかる経費は補助金で全額賄われるため、訓練生の負担はない。訓練が終わったら、東海4県(愛知、岐阜、三重、静岡)の建設業協会などを通じて就職先をあっせんする。
30人の応募を目指しており、中部地方整備局と協力して、工業高校やハローワークから若者の情報を収集。現在、仕事を探していたり、早期退職したりした無職の若者らに声を掛けていく。問い合わせは、中部地方整備局建政部=電052(953)8571=へ。
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