2015/08/22
理系の進路に興味のある女子中高生を後押ししようと、県は20日、名古屋市東区の県女性総合センター(ウィルあいち)で「リケジョの進路!きっかけシンポジウム」を開いた。県内の女子中高生や保護者ら680人が参加し、大学や企業が出展したブースで、理系学部や研究・技術職の現状について学んだ=写真。
シンポには、政府から有村治子女性活躍担当相も出席し、「製造業が中心の愛知県で理系女子が活躍することを期待したい」などと女子生徒らを激励。県内企業で研究者や建設現場の監督として働く女性社員らによる討論会などもあった。
企業ブースには、自動車や薬品、化粧品、住宅、食品などの分野から9社と1団体が出展し、新商品の開発などで活躍する女性社員らが自身の学生時代や仕事内容を説明。「受験勉強の化学式などは苦手だったが、大学や大学院では自分の興味に沿った研究が楽しくなった」と語り掛けた。
半田市の仲井莉子さん(18)は「理系のさまざまな分野で女性の先輩の話が聞けて勉強になった。大学の理系学部に進む意欲が強くなった」と話していた。(杉藤貴浩)
転職・求人情報検索(名古屋市・愛知県・岐阜県・三重県)はトップから