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【愛知】診療や調剤業務 児童が疑似体験

2015/08/06

碧南市民病院

 碧南市民病院で7月31日、小学生が各診療部門の業務を疑似体験するツアーがあり、市内外の5、6年生と保護者12組24人が参加した。

 夏休み恒例で、地域病院への愛着を深め、将来の職業選びの参考にしてもらう狙い。医師ら病院スタッフに教わりながら医療用の電気メスで鶏肉を切ったり、2種類の塗り薬を専用のへらで調剤したりした。

 歯科口腔(こうくう)外科では、抜いて不要になった患者の歯を、医療器具「タービン」で削る虫歯治療を疑似体験。マスクにゴーグル姿の児童らは真剣な表情で、タービンの刃をペダル型のスイッチで起動させ、黒く着色した歯の表面に当てていた。

 母親が看護師という安城市住吉町の小学六年田中海凪(みなぎ)さん(11)は「病院に興味があったので参加した。いろんな体験ができて新鮮。将来は医療の仕事に就きたい」と話していた。

薬剤師の指導で塗り薬を調剤する児童=碧南市民病院で
薬剤師の指導で塗り薬を調剤する児童=碧南市民病院で