2015/07/10
仕事で20以上の国・地域を訪れた豊田通商の坂下大(まさる)さん(33)。見知らぬ土地で最も困るのが食事だ。食中毒で寝込んだり、苦手な料理を出されたりと気苦労が絶えないが、そうした状況を楽しむ余裕さえ出てきた。
最初はネパールへの出張で、サケを食べてあたりました。内陸国で生魚は危ないと今考えればすぐに分かるのですが、当時はまだ1年目でよく分かっていませんでした。代理店の40周年イベントという大事な行事なのに、トイレに駆け込んでばかりいました。
海外では食事の前に手を洗うのはもちろん、生水は飲まないし、生野菜も極力食べません。それでも防げないこともあります。日本の整腸剤では効かず、現地で処方される抗生物質が手放せません。
先日エチオピア出張からの帰国後に数日間おなかが痛かったので、医者に診てもらったら「赤痢」と診断されました。普通はもっとひどいことになるのに案外大丈夫で、医者にも「耐性があるんですか」と驚かれました。体が頑丈になったのは海外勤務のおかげかもしれません。
海外では好き嫌いは言えません。酸っぱいものが苦手で、エチオピアの郷土料理で出してもらった発酵させたパンはつらかったです。でも、そこは大人のマナー。「おいしい、おいしい」と完食しました。
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