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【地域経済】職場発泣き笑い/竜戦士から保険業に

2015/06/17

 プルデンシャル生命保険名古屋南支社の斉藤信介さん(33)は、プロ野球選手から生命保険の営業マンに転身した。ユニホームをスーツに替え、営業に駆け回っている。

 2012年まで中日ドラゴンズの投手でした。一軍で通算30試合ぐらい投げましたが、けがで引退し、球団フロントに入って2年間はチケットの営業をしていました。野球とは違う世界で勝負をしたいと思うようになり、飛び込んだのが保険業界です。

 プロに入る前にいた会社や他の業界からも誘いはありました。でも、保険の営業をやりたかった。生命保険の大切さが身に染みていたからです。

 プロ1年目の24歳の時、父親が亡くなりました。58歳でした。自分もプロで活躍できるのか分からない時期で、この後母がどうやって暮らしていくのか不安でした。その時に助けてくれたのが生命保険です。

 亡くなる少し前、父が自分の保険証書を見ていたんです。がんでしたし、長くないと分かっていたんでしょう。家族にどれだけのお金を残してやれるのか考えていたんだと思います。あの姿は忘れられません。

 生命保険は絶対に必要なんです。自分に万一のことがあったら家族がどうなるのか。自分が身をもって体験したことを伝えたいと思いながら営業をやっています。