2015/05/20
管理職ではない正社員のうち管理職(課長以上)になりたいと考えている人の割合は、男性では43%なのに対し、女性は12・9%にとどまることが三菱UFJリサーチ&コンサルティングの調査で分かった。管理職を望まない女性は多くが、家庭との両立の難しさを理由に挙げている。
政府が掲げる「2020年までに指導的地位に占める女性の割合30%」の実現には仕事と生活の調和の実現が不可欠といえそうだ。
非管理職に目指す役職を尋ねたところ、女性の71%が「今の役職のままでよい」と回答。「課長相当」は7・6%、「部長相当」2・7%、「役員以上」2・5%にとどまった。一方、男性は「今のまま」が45・2%。「課長」16・1%、「部長」15・9%、「役員以上」10・9%だった。
25~34歳の非管理職では、課長以上を目指すとした男性は54・6%だったのに対し女性は11・8%にとどまり、若い年齢層ほど男女差が大きい。
管理職を目指さない理由を複数回答で聞いたところ、男女ともに「ストレスが増える」(男性49・3%、女性47・2%)が最多。「責任が増える」「自分に向いていない」が続いた。女性は「家庭(プライベート)との両立が難しい」を挙げた人も27・1%に上った。
調査は昨年11月、正社員の男女300人(25~54歳)を対象にインターネットで実施した。
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