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【地域経済】職場発泣き笑い/次の職場提供に奔走

2015/05/19

 豊田自動織機グループの人材サービス会社、サンスタッフ(愛知県刈谷市)の営業コーディネーターを務める木村志穂さん(28)。2年前の入社以来、登録スタッフに親身に寄り添ってきた。

 就業期間があらかじめ決まっている派遣スタッフさんに、次の職場を提供することが私たちの使命です。「長く働ける」「スキルアップできる」といった希望に沿って探しています。

 東三河に住む30代の女性は、次も地元で働くことを望みました。店舗数が多い会社なら求人があるんじゃないか。そう考えて、自動車販売店を片っ端から回りました。30社は下らなかったですね。半年がかりで、そのうちの一社で事務の仕事を見つけることができました。「何とかしたい」という一心でした。女性に「ありがとう」と感謝され、うれしかったです。

 常時、60人ほどの派遣スタッフを担当します。10代から60代と幅広く、自分の母親ぐらいの人を担当することもあるんです。

 月1回は会い、仕事での困り事を聞きます。新しい職場に入ったばかりで「仕事が難しくてついていけない」「人間関係に慣れない」という場合、職場で弱い立場になりかねないので、派遣先に対応をお願いする場合も。いつもスタッフさんの立場で考えることを心がけています。