2015/05/01
この春に県内の高校を卒業した就職希望者のうち、3月末までに就職が決まった人の割合は99・5%(前年同期比0・2ポイント増)で、愛知労働局に統計が残る1992年度以降で最高だった。大卒者、中卒者で就職が決まった人はそれぞれ96・5%(1・6ポイント増)、93・9%(1・8ポイント増)と過去十年間で二番目の高水準だった。
労働局や県が30日発表した。労働局職業安定課の担当者は「特に製造業で求人が増えているため」と理由を説明している。
新規高卒者への求人数2万6622人(25・1%増)を、就職希望者数1万1087人(4・7%増)で割った求人倍率は2・40倍(0・39ポイント増)と4年連続で上がった。
産業別求人数は製造業が1万576人(19・7%増)と4割近くを占め、基幹産業とされる自動車などの輸送用機械器具製造業が4214人(22・6%増)と伸びた。
文部科学省の2014年度の学校基本調査によると、県内は中卒、高卒で就職する人の割合がそれぞれ0・7%(全国平均0・4%)、18・6%(同17・5%)と比較的高く、就職者数ではそれぞれ484人、1万1397人と全国最多。(赤川肇)
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