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【地域経済】職場発泣き笑い/罪の重さ認識あるか

2015/04/01

 名古屋市内の百貨店に再就職し、保安担当として万引の警戒を続ける60代のカズさん。多くの犯人たちを現行犯で取り押さえて警察に引き渡してきた。いろんな万引犯と向き合い、悔しい思いをしたこともあるとか。

 その男は一流企業のエリート社員でした。万引が会社にばれたら懲戒解雇される、と恐れたのでしょうか。数日後、友人の弁護士が店にやってきて、盗んだ商品の立て替え払いをし、寛大な処分を求める嘆願書を持ってきました。

 最終的に男は起訴猶予になったと聞きました。「十分に反省している」と認められたのでしょう。でも、そうでしょうか。万引を繰り返す人は多いというのが実感です。裁判をしっかり受けさせて、犯した罪の重さを認識すべきです。

 60歳すぎの女には驚きました。以前に、あるテナント店で万引をしたことがある“要注意人物”でした。店から「女がまた来ています」と連絡があり、こちらが追跡すると、別のテナント店に入って盗んだのです。

 その店員が困惑していました。「この女性は、うちの店ではいつもご購入いただいている常連のお客さまなんですが」と。別にお金に困っているわけでもないのです。その心理はまったく理解できません。