2015/03/21
今春卒業予定の大学生の就職内定率は2月1日現在で、86・7%となったことが、厚生労働省と文部科学省の調査で分かった。前年同期比3・8ポイント増で、2008年以来の高水準。4年連続で上昇しており、厚労省の担当者は「景気の回復傾向が表れているのではないか」と説明した。
ただ、五万7000人が内定を得られていないとみられ、両省が引き続き支援を続ける。
全国の大学から国5公私立の62校を選び、就職希望者に占める内定者の割合を調べた。地域別にみると、関東が最も高く前年同期比3・2ポイント増の91・5%、最も低い中国・四国は4・2ポイント増の77・4%だった。中部は3・5ポイント増の84・5%。
文系の学生は86・2%、理系は88・7%。男女別では男子が85・3%、女子が88・3%。
一方、厚労省が1月末現在の高校生の内定率を調べたところ、前年同期比2・1ポイント増の92・8%だった。リーマン・ショック以前の水準に回復しており、同時期としては1993年の94・0%以来の高い数値だった。
建設業や製造業をはじめ、ほぼ全ての産業で求人が伸びた。都道府県別では、新潟が最も高い97・2%で、大半が9割を超えた。最も低いのは沖縄の70・4%だった。
学校やハローワークからの職業紹介を希望した生徒約17万人を調べた。
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