2015/03/03
今も昔も女性にとって花形職種の客室乗務員。中部国際空港(愛知県常滑市)を拠点に、全日本空輸(ANA)グループで小型機を運航する「ANAウイングス」で働く30代のミチさんも、あこがれを抱いてこの世界に飛び込んだ。
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もともと人と接するのが好きで、学生時代は携帯電話ショップの販売員などをしていました。卒業後、関西地方でスポーツメーカーの営業事務をしましたが、お客さんとはたまに電話で話すぐらい。3年半ほどして接客業の最高峰が客室乗務員と思い付き、転職を決意しました。テレビドラマで見た華やかな世界にあこがれ、接客の高みを目指してみたかったんです。
ちょっとでも仕事を知ろうと、転職活動前に大阪の伊丹空港をよく訪れ、空港の端から飛行機に乗り込む乗務員を観察しました。飛行機に乗ってからお客さまを迎えるまでの時間を計り「短時間の準備で忙しそう」などとイメージして。
ドラマとは違い、入社後の研修では「いかに保安が大切か」をたたき込まれました。サービスよりも安全第一で、緊急着陸や火災の時などにお客さまを誘導する模擬訓練を繰り返しました。訓練に合格しないと現場に出られないのですが、覚えるべき知識も多く、なかなか難しくて。「本当に受からないかも」と思い、泣きながら勉強しました。
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