2015/02/20
育児と仕事の両立に悩む中日新聞経済部の今村節記者(35)が子どもを産んだのは、夫が働いていた中国・上海。「海外での育休中も、職場や仕事先の友人に助けてもらった」と語る。
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上海は在留日本人が多く、日本人街があり、子育てしている人もいます。しかし、私は慣れない子育てと環境に戸惑いました。親は頼れず、自治体の育児支援はありません。大気汚染や水の問題もありました。現地勤務の夫が頼りでした。
そんな生活で楽しみだったのは、会社の先輩ママや、取材先で仲良くなったママたちとのメールです。
初めての子育ては、疑問だらけでした。「抱っこし続けてけんしょう炎。どうしたらいいですか」「子ども用品を買うのに迷ってます」など、何でも相談にのってもらいました。愚痴をこぼすと、激励のメールが届きました。
また、子ども好きの中国人にも助けられました。外に出ると、いつも知らない人から声をかけられ、重い荷物を運んでもらうこともありました。ただ、真夏でも「子どもに靴下をはかせなさい」と大声で注意されました。「足が冷えると体に悪い」らしいです。
育休中、社会から切り離されたような孤独を感じることがありました。さらに海外だったので、不安も大きかったです。しかし、職場や仕事先とのつながりで乗り切ることができました。
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