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【学生】ただ今就活中/先輩に聞く内定獲得への道(中)

2015/02/17

面接は経験重ねて

 2015年4月入社予定の中部地方の内定者に聞くコーナーの2回目。就活の成否を握る面接について、体験談を聞いた。

 ▽面接の時は緊張した?

 人生を左右するかもしれない重要な面接で「失敗したくない」と、前日は寝付けなかったり、心臓の鼓動が高まったり。ほとんどの内定者が緊張と戦った。「自己暗示をかけた」という学生もいたが、ほぼ全ての学生が場数を踏むことで独特の面接の雰囲気に慣れ、緊張が克服できたようだ。

 コンサルタントに内定を得た男子は「第一志望の企業を受ける前に、たくさん失敗した」と言う。教員の女子は「練習してきたし大丈夫だろう。緊張してもしかたないと開き直った」と振り返る。

 各大学の就職支援室などで開かれる面接練習の講座に積極的に参加し、第一志望の前に実際の面接を経験しておくことが最も有効という。

 ▽面接で失敗したエピソードは?

 緊張感からついやりがちなのが、アピールしようと力み過ぎて、話がまとまらなくなるパターンだ。

 商社・男子は「長くしゃべりすぎてしまった。結論と理由を簡潔に話すべきだった」。自動車・女子も「緊張すると早口になり、『事前に覚えてきたことを話しているだけ』と思われた」と反省した。

 練習を重ねても、いざ本番では思った通りにいかないのが面接の難しさだ。

 メーカー・男子は「『これからの日本の製造業について思うことは』と聞かれ、固まった」と言い、通信・男子も「『嫌いな人は誰』との質問に答えられなかった」。

 ほかにも「人事の方の名前を間違えた」「グループ討論では周りが関西人ばかりで話せなかった」など、数々の失敗が。みな、こうしたことを乗り越えて内定を勝ち取っている。

 「うまくいったと思った面接に落ち、駄目だと思ったのが受かった」との声も。「『うちが第一志望か』という問いにきちんと答えられないと落ちていた気がする」という感想もあった。