2014/01/21
今春卒業予定の大学生の昨年12月1日現在の就職内定率は、前年同期比3・7ポイント増の80・3%となり、四年連続で上昇したことが、文部科学、厚生労働両省の調査で分かった。同時期の内定率が80%を超えるのは6年ぶり。
2008年のリーマン・ショック前の水準までほぼ回復したが、就職希望者約43万8000人のうち、約8万6000人がまだ内定を得られていないとみられる。両省は大学とハローワークの連携強化で支援を進める。
全国の国公私立大62校を抽出し、就職希望者に占める内定者の割合を調べた。男子は2・7ポイント増の78・9%、女子は4・7ポイント増の81・9%。文理別では、文系は79・4%で4・6ポイント上昇した一方、理系は84・2%で0・8ポイント下がった。
地区別はいずれも前年同期を上回った。関東が85・6%で最も高く、近畿82・3%、北海道・東北78・4%、中部76・1%、九州71・6%、中国・四国70・5%。
高校生の昨年11月末現在の就職内定率は、前年同期比4・9ポイント増の84・1%だった。都道府県別の内定率上位は福井93・7%、富山92・9%、石川92・1%。最も低いのは沖縄の52・2%で、神奈川70・8%、北海道72・2%と続いた。
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