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【地域経済】職場発泣き笑い(5)/最年少 重圧もやりがい

2014/09/11

 名古屋市内の百貨店で最年少のアシスタントマネージャーになったカンさん(24)は、年上の部下に気遣いながら、プレッシャーとも向き合う日々だ。

 ◇ ◇ ◇

 売り場の次席であるアシスタントマネージャーは、責任の重さが全然違います。自分が売り場をつくりあげていくというやりがいがある半面、売り上げは自分の評価に直結する。仕事が休みでも「売り上げ目標を達成できているだろうか」と気になります。

 4月に就任してから、売り上げ目標を達成できた月もあれば、できなかった月もあります。売り上げを伸ばすには、接客や社員同士の関係が何より重要なんです。百貨店の場合、雰囲気が悪いとお客さまは寄ってくれませんから。

 だから、コミュニケーションを大事にしています。私がいる紳士雑貨売り場は12人いるのですが、同期の女性が1人いるだけで残りは年上です。女性も10人います。自分より百貨店での経験が長い人たちなので言葉も慎重に選びます。昇格したばかりのころ「接客態度が悪いんじゃないですか」と注意したら、ムッとされたこともありました。

 大学まで野球をやっていたので入社してからも体育会系でやってきましたが、今は仕事を押しつけるようなやり方では通用しない。従業員の意見を聞くように心掛け、楽しい職場づくりに尽くしたい。次の目標はもちろん、マネージャーへの昇格ですよ。