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【岐阜】産後も働く女性紹介へ 県HP、「イクメン」も

2014/07/03

 県は、出産後に職場に復帰した女性や起業した女性たちの体験談の紹介をホームページで始める。女性の社会進出をいっそう促すのが目的。県議会の二日の一般質問で、野村美穂議員(大垣市、県民クラブ)の質問に河野恭子子ども・女性局長が答えた。

 県子ども・女性政策課によると、年度内に五~六人分を掲載。育児に積極的に取り組む「イクメン」も取り上げる予定だ。

 二〇一〇年の国勢調査によると、岐阜は民間企業の管理職に占める女性の割合が全国最下位の11・4%。一二年の調査では、「子どもが生まれても仕事を続けたい」と答えた女性の割合が全国平均の47・5%を大幅に下回る26・8%だった。

 同課は「身近な人たちの取り組みを紹介することで、多くの女性に子どもを育てながら働く意識を持ってもらいたい」と話している。

 一般質問は、このほか森正弘議員(海津市、県政自民クラブ)と高殿尚議員(高山市、同)が登壇した。

◆県ホームページ大幅刷新の方針
 東京の「トライベック・ストラテジー」というコンサルティング会社が調べた四十七都道府県のホームページの好感度ランキングで岐阜が最下位となり、古田知事は県のホームページを大幅に刷新すると一般質問で答弁した。写真を多く載せて見やすくする。

 調査結果は六月に発表され、岐阜県のホームページには「堅い」や「魅力が伝わらない」と意見が寄せられたという。古田知事は「(広報戦略に)努力の余地は多々ある」と述べた。

 (小野沢健太、藤沢有哉)