紀北町紀北中学校の２年生７０人が１１日、同校で４～６日の職場体験でお世話になった商店や病院などの人たちへお礼の手紙を書いた。

　生徒たちは、同町と尾鷲市の２７の事業所で職場体験に取り組み、スーパーの商品陳列や飲食店の接客などに励んだ。

　手紙には感謝の言葉と一緒に「楽しそうなイメージだったけど大変な仕事だと分かった」「仕事のやりがいを実感できた」などと感想をつづった。近く教諭らが各事業所に直接届ける。

　体験のリポートとして校内に掲示する新聞の制作もあり、保育士の仕事を体験した源口（みなぐち）太陽君（１３）は「忙しい時でも子どもにけががないよう目を配る大変さをみんなに伝えたい」と下書きを進めていた。（浅井貴司）