2014/02/11
愛知県人事課 秋田紘志さんに聞く
景気が回復基調にあるとはいえ、学生の公務員人気は相変わらず高い。今回は、愛知県人事課の秋田紘志(こうじ)さん(34)=写真=に、愛知県職員の仕事ぶりや「大卒程度」の一般職員に求める人材を聞いた。
県職員の仕事は福祉サービス、産業振興、地域振興、インフラ整備など多岐にわたりますが、公平公正の観点を重視しながら県民生活の向上を目指す点は同じです。地域のあらゆる面の発展に携わる大きな仕事ができます。
庁内の雰囲気は部局によって多少異なりますが、私自身は全体的に温厚で優しい人が多い職場だと感じています。上司は丁寧に話を聞いてくれますし、同僚はみんな親切で風通しのよい職場だと思います。
求める人材は自ら考え、行動できる人です。公務員といえば、法令に基づいて粛々と事務を進めるイメージが強いかもしれませんが、近年は特に、主体的にアイデアを出して実行を求められる場面が増えています。私の一例を挙げれば、昨年、内定した方を集めて初めて開いた「内定者の集い」の中で、県の業務説明に加えて、チーム対抗のクイズ大会を発案、実行し、内定者の一体感を高める工夫をしました。
個人的には強い情熱を持ち、魂を込めて仕事に励む「熱い人」と一緒に働きたいと思います。試験には、専門試験がある「行政Ⅰ」のほか、教養試験と面接だけで受験できる「行政Ⅱ」という区分もあります。私もこの区分で採用されました。「大学で法律や経済を専攻していないから」と敬遠せず、どんどん挑戦してください。民間企業との併願も大歓迎です。
学生時代は学業や部活、アルバイトなどどんな活動でも構いませんが、どのような考えや目標を持って取り組むかを明確にして、充実した生活を送ってほしいです。面接でお聞きしたいのは「全国大会入賞」といった単なる事実だけではなく、そこに向けた思いや努力の過程です。
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