2014/01/21
2015年卒業予定の大学3年生らの就職先として、自動車や電子・電機などの製造業の人気が高まっている。就職情報会社マイナビの調査によると、学生が興味のある企業に個人情報を送り、採用情報の提供を求める「エントリー」の数が、前年に比べて大きく増加した。
主要企業は昨年12月から3年生らのエントリーを受け付けている。製造業は雇用が安定して賃金も高いというイメージが学生に強い。業績も回復基調にあり、採用増を期待してエントリーが増えたようだ。
マイナビが昨年12月1~25日に同社の就職情報サイトを通じて企業へ送られたエントリー数を調査。総数は前年同期とほぼ同水準だったが、業種別では電子・電機が前年同期比34・8%増、自動車・輸送用機器も33・8%増と、製造業の中核業種が大きく増えた。百貨店・スーパー・コンビニは15・4%増え、学生に人気が高い商社は2・6%の微増。ホテル・旅行は13・3%減少した。
一方、同社が昨年8月、企業約2000社に15年卒の採用意欲を尋ねた調査では、採用増を見込む企業の割合は製造業で10・4%で、減少を見込む企業の割合(11・1%)を下回った。採用増を見込む企業の割合はスーパーなどの小売業(20・8%)やソフトウエア・通信業(17・5%)で高かった。
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