2013/11/12
県内の高校生が仮想の会社をつくり、実際に取り組んだビジネスの成果を競う「県ハイスクール・起業家コンテスト」の審査発表会が10日、名古屋市中村区のウインクあいちで開かれた。安城市の県立安城高校の仮想会社「ハッピーキッチン」が、昨年に引き続き2度目の最優秀賞に選ばれた。
今回は専門学科がある28校が参加。1次の書類審査を通過した11校の仮想の会社が今年4~8月、地元企業などと連携して取り組んだ成果をプレゼンテーションした。
ハッピーキッチンは、粉末にした地元産チンゲンサイを練り込み、クリやあんも加えた「南吉かすてら」などを商品開発し、7月下旬に安城市内で開催された新美南吉生誕100年祭などのイベントで販売した。
地元の菓子店の協力を受けて店頭にも置き、これまでに5000個以上が販売されたという。
「社長」の3年玉城さん(17)は「受賞は皆さんの協力があってこそ。これからも地域活性化できるような活動をしていきたい」と喜んだ。
コンテストは西尾信用金庫などが主催。将来の起業家育成などを目的に2010年度から毎年実施している。今回は対象範囲をこれまでの西三河から県全域に拡大し、9、10の両日に名古屋市内であった「第23回全国産業教育フェア愛知大会」の一事業として実施した。(梅田歳晴)
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