中日新聞CHUNICHI WEB

就職・転職ニュース

  • 無料会員登録
  • マイページ

【愛知】県の求人倍率 1・36全国で2位

2013/10/04

8月 6ヵ月連続前月上回る

 愛知労働局が発表した8月の県の有効求人倍率は1・36倍で、6カ月連続で前月を上回った。全国でも東京都(1・39倍)に次ぐ高い数値。労働局は、アベノミクスによる円安で輸出型の自動車産業の業績回復の影響が続いているとみている。

 8月の有効求人数(季節調整値)は14万5400人で、前月から微増する一方、求職者は10万7000人で前月から微減した。

 8月の新規求人数は5万1000人で前年同月比9・2%増。主要産業別では、サービス業が1万900人で前年同月比18・6%増、自動車産業を含む製造業も6千200人で前年同月比で16・6%増となっている。

 しかし、新規求人数のうち正社員の求人割合は40・9%で、正社員有効求人倍率は0・82倍にとどまっている。

 労働局は「2008年のリーマン・ショック前は正社員有効求人倍率が1倍を超えていた。最近景気は上向いているが、正社員の求人はまだ追い付いていない」と説明している。 (垣見洋樹)