2013/09/07
出産育児期の環境整備 施策検討
女性が活躍できる社会づくりを目指し、県は「あいち女性の活躍促進プロジェクトチーム」を庁内に設置した。各部局が連携して課題を洗い出し「女性が元気に働き続けられる愛知」を実現するための必要な施策を取りまとめる。(吉光慶太)
結婚や子育て期を迎えることが多い30代の女性は、20代や40代と比べて働く人が大きく減る。女性の労働力率(15歳以上の人口に占める労働力人口の割合)の年齢別グラフでは、30代が落ち込む「M字カーブ」を描く。
プロジェクトチームでは「M字カーブ」の解消に向け、保育サービスの充実など「女性が働き続けやすい環境整備」と、女性の人材育成など「活躍の場の拡大」という視点で意見を持ち寄る。
厚生労働省で雇用均等政策課長などを務めた吉本明子副知事をリーダーに、男女共同参画や子育て支援、雇用など関係部署の主に課長級以上の職員で構成する。
6日に県庁で開いた初会合で、吉本副知事は「県がいま一度、女性の活躍推進に真剣に取り組む姿勢を見せることで、新たな実践ができれば」とあいさつした。
この日は「出産育児期に女性が仕事を続けられる環境が整備されていない」「男性の育児休業取得率が低い」といった具体的な課題に対し、各部署が取り組んでいる施策を紹介した。
今後は本年度中に実施すべき施策を検討するほか、来年度の事業を年内をめどにまとめる。
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